16. 正しい呼吸法が良い姿勢を生むんだナ!
最初、私は間違っていた!
ゴルフスイング、野球の打撃、剣道の打突など棒状の道具を目標物に当てる動作中の
呼吸法は同じなのか?という疑問を持っていた。
野球の場合は投球されてエネルギーを持ったボールを打ちかえすのだからやはり
相当のエネルギーが必要だし最大ではホームランも期待できる。
剣道の場合でも古来、人切り由来であれば「骨を断つ」相当な瞬発的エネルギーで
あったに違いない。現に以前習った師範の二の腕は丸太のように太かった。
ゴルフを始めた当初は野球のバッティングや剣道の木刀素振りをイメージしていたが
全くショットが定まらなかった。その理由は基本、呼吸法にあったのである。
力を必要とする場合は呼吸を止めて打突の瞬間を待ち打突直後に一気に排気する。
ゴルフにはホームランは無いのだから極端なパワーは不必要だったのだ。
ゴルフスイングでは息を止める状態が無い。
通常の呼吸よりは多少大きく、ゆっくりなるが「吸って、はいて」である。
「鼻から吸って」でバックスイング、「鼻からはいて」でダウンスイング。
この時大切なのが「鼻の気道」の向き、傾きなのだ。
アドレス時に「遠くのボールから空気を吸い取る気持」のようにスタンスすると
自然に首筋、背骨が伸び正しい形になっていると思う。
「額、鼻、アゴ」を結ぶ線を軸として、「吸って、はいて」のリズムで
スイングすれば「ナイス・ショット!が間違い無し!」・・・と信じて。
ジャイロスイングで、コマだ! コマだ! コマだ!
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