坂田流ジャイロスイングに挑戦

40年以上ゴルフをしてピーク時は片手シングルまでなっていたのに最近は視力(加齢黄斑)・体力の低下でスコアがまとまらない。

友人の中には脊椎間狭窄症や腰痛を理由にゴルフから離脱する者も続出している中、ある友人から「坂田流ジャイロスイング」
の存在を聞き自身で納得、今までのスイングを捨てるべく練習場通いをはじめた。

何年生きているか分からないけれど、なるべく長くプレーするためとスイング大改造をスタートする!

8.  中部銀次郎とジャイロスイング

中部銀次郎のスイングはジャイロスイングではなかった。


私が現役時代の頃、25年ほど前だが下関CCで彼とラウンドできる事があった。
俗に言う「接待ゴルフ」であったが前夜は興奮して良く眠れなかったことを思い出す。


広めのスタンスだが全身バネかと思われる大きなスイングアークで流れる様なとても
美しいスイングは鮮明に覚えているし、その後それを理想型と考えてきたのだが、
現実は「明治の大砲」と「ヒョットコ踊り」の様な惨めなスイングが続いていた。
それでも70台でラウンドできたのが不思議でならない。


ジャイロスイングを知った今思うことがある。
「若し、中部さんが今も生きていたら」腰痛に苦しんでいたのではないだろうか?
あの上半身を90度ちかく捻じり、物凄いスピードでダウンスイングからフォロースルーまで頭をのこしているのだから背骨から骨盤にかけては相当な負荷があったはずだ。


私はゴルフを愛するシニアゴルファーであり永くゲームを楽しみたいのだが
プロより強い彼プロのトッププレーヤーはそんな生半可なことではなく、最高の
プレーに挑戦し続けた結果、ゴルフ史上に残る名手になっている。まさに武士道、
騎士道の域
なのだろう、何時終わっても悔いは無いのだ


因みに上述のプレー結果は
中部さんは3バーディ1ボギーの70、私は81だったが「パターがうまいね」と
言われたことがとても嬉しかった。そして「XXさんは状況に敏感すぎる」ので
スイングが乱れる」と指摘されたことが今でも治っていないのだ。(


ありえない事だけれど「中部銀次郎と坂田信弘プロ」がジャイロスイングについて
対談があったなら・・・想像しただけでも楽しい!


「飛ばしの欲求を抑えたときに、ゴルフゲームが見えてくる」
彼の言葉が今の私をささえている。